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2022年01月20日

最も新しいコロナウィルス変異株、オミクロンの症状についての追加ー4

以前、コロナウィルス感染をしますと、ウィルスの複製、増殖が感染した人々の体内で起きるとお知らせしました。その際に感染した人々の体内では免疫機能を総動員してウィルスに対抗しようとしますが、過剰な免疫反応が起きてしまい、かえって自己の臓器を壊してしまう自己免疫反応が大きな問題になると説明したと思います。コロナウィルス感染後、その自己j免疫反応が過剰にマイナスに働いた時に臓器細胞、特にインスリンを分泌するβ―細胞が壊れることになります。ベーター細胞が完全に壊れた場合はタイプ1型糖尿病の診断が下され、一部のβ―細胞は壊れたが、ある程度のインスリン分泌が可能として残る場合をタイプ2型糖尿病と診断が下されることになります。コロナウィルス感染時の治療に使用されるステロイドとの関連を問う方もいると思います。これらの細かいことは後にお知らせするとしますが、重症なコロナウィルス患者へ使用されるステロイド剤は感染者の体内で起きてくる重度な炎症を抑えるために使用せざるを得ない薬です。

たぶんips細胞を使用しての研究だったと記憶しておりますが、コロナウィルスは膵臓のベータ細胞にあるACE-2(コロナウィルスが人体細胞内へ侵入する際に好んで接合する私たちの体にある細胞表面上のエンザイムです)へさらに結合しやすいと述べられていたと記憶しております。

オミクロン株の超スピード感染拡大へは対策として、現在はワクチンを三回までのブースター接種が必要(体内での抵抗力を持つ事)で、マスク着用や手洗い、他人との距離をきちっと取り、室内換気を十分に行う事。加えて当然のことながら密集した人ごみは避ける(ウィルスを体内に侵入させない)事になります。

皆さんや私も含め世界全体の人々は疲れてもいると思います。しかし、ここで今までしてきた努力を放棄してしまいますと、人類は滅びてしまう結果になってしまいます。激的な地球上の環境変化も起きております。そういう中での新しいウィうルスの出現は予測はある程度、ありましたし、ウィルス学専門家や公衆衛生専門家もことあるごとに警告はしてきました。オミクロン変異株を最後にコロナウィルスの終わりとできればありがたいのですが、一方でウィルスの変化は一秒たりとも休むことなく変化し続けている事を忘れてはならない。それらの視点からの対策を私たち人間は考えなければこの難問題を克服する事は出来ないのかもしれません。  


Posted by 見守る人 at 07:01Comments(0)

2022年01月20日

最も新しいコロナウィルス変異株、オミクロンの症状についての追加ー3

     次に、最近発表された臨床上の問題点がありますので述べておきたいと思います。それは皆さんに是非、肝に命じつつ、今後のさらなる予防対策がどうして必要かを考えていただきたい事です。

今までに私たちの生活環境ではいろいろな種類のウィルス感染がありました。それらのウィルスによって糖尿病が引き起こされる事例があることも言われてきました。特に小児のタイプー1糖尿病はウィルス感染に関連するものも多いと発表され小児の糖尿病原因の一つとなっておりますが、成人におけるウィルス性糖尿病も存在します。それらの研究から小児のタイプー1型糖尿病の一つの原因っとして理解され、何らかのウィルス感染後に糖を細胞内に取り入れる際に必要なインスリンホルモンを分泌する膵臓の細胞(特にベータ細胞)が自己免疫反応で損傷されてしまう為に、糖尿病を発症してしまう原因と解釈されてきました。ウィルス感染による糖尿病の発症診断はウィルス感染が治療が終わって、約一か月目当たりから診断されることが多く見られております。

”では一方のコロナ感染ではどうか?”と臨床専門家達は今まで危惧しておりました。案の定、コロナウィルス感染者間でも糖尿病を発症する人々が30-50%いる事が報告発表されました。この比率は他のウィルスによる糖尿病発症例よりもはるかに高い数値です。特に子供達がコロナウィルス感染をした場合はほぼ半数の感染児にタイプ1型糖尿病の診断が下されている。コロナ感染した大人でも糖尿病(タイプ1型か2型を含む)の診断がなされる例が多いことがヨーロッパ諸国や米国でも報告されて注目されております。今後、人々の健康状況の行方を考えさせられる大きな問題が浮き彫りになっているのです。又今後の医療費等の問題も絡んできます。  


Posted by 見守る人 at 06:21Comments(0)

2022年01月20日

最も新しいコロナウィルス変異株、オミクロンの症状についての追加ー2

オミクロン株感染をした人々がワクチンのブースターの三回目まで接種出来ていなかった場合は今まで述べてきたような症状が重く、そして長引くと臨床家たちの注意喚起です。一般的なオミクロン株感染症の潜伏期間は大体、2-3日以内ですが、症状の継続期間は他の変異株より短い。一方のワクチン未接種者においては10-12日間の症状が長く継続する例が多く、重症へ転換していく例も観られております。特に免疫力の弱い慢性疾患(小児、大人を含む)や高齢者、妊娠中の女性がワクチン未接種者で発症した場合はさらに長く、重症化の為入院せざるを得ないケースが多いと臨床家たちは忠告しております。

オミクロン株感染は一般的に若い年代層での感染が多い。そのオミクロン株感染者の80%の人々がワクチンを未接種か、あるいは一度しか接種していなかったという報告が殆どです。それらの事を考えますと、オミクロン株感染予防の為にはやはり初回の二度のワクチン接種を受けて、五か月後か六か月後にさらに追加の(三回目)ブースター接種を済ませることが大変重要になってきます。(米国では現在は二度目のワクチン接種をして五か月後の追加接種へと短縮されました)

ファイザー社ワクチンを二回目終了して、その一か月後の効果は88%ありますが、5-6か月後にはオミクロン株に対しては72%迄低下すると同社は発表しました。他方、ある研究者達の発表では40-50%迄低下していると発表したものもあります。感染者の免疫機能がどれ位保有されてて、ワクチンへの反応がどの程度示されたのかなど、患者側の条件も考え分析する必要がありますので、一概にそれらの低い数字も否定できないのではないかと考えます。その為にも特にオミクロン株に対しては三度目のブースター接種が必要な対策になってくると考えます。

一方でワクチン接種をしてもブレイクスルー感染があるのではないかと話す人々もおります。ワクチン接種後、ブレイクスルー感染があったとしても、多くの臨床データーで見ることが出来るように、感染による症状は軽く、重症化は免れることが出来ます。他方、体外へ排出されるウィルス量について考えますと、ワクチン接種者はブレイクスルー感染でも接種による免疫抗体は多少出来ております。ワクチン未接種者に比べて排出量が少なくなるのではと考えますが、最近のある研究ではブレイクスルー感染者のウィルス排出量もワクチン未接種から出るウィルス排出量もウィルス感染直後はそう変わらないと発表している論文もでてきました。しかし、ウィルスを排出し続ける期間はワクチン接種者においては短いというデーターも付け加えております。従いしまして、それらへの結論はさらなる研究データーが必要になってくるのでしょう。  


Posted by 見守る人 at 05:20Comments(0)

2022年01月20日

最も新しいコロナウィルス変異株、オミクロンの症状についての追加ー1

     最も新しいコロナウィルス変異株オミクロンについて、南アフリカの研究者達から、昨年の11月24日に発表されたことは皆さんもご存知だと思います。その後、瞬く間に世界へ広がっておりますが、日本での感染の広がりが落ち着かない事もあるのでしょうが、心配でしょうがないというメッセージが多くありますので、前回にお知らせしたオミクロンの症状と合わせて読み理解を深めてくださるよう、そしてその予防対策をさらに徹底してくださるようお願いしたいと思います。ここに追加してお知らせしておきます。

南アフリカの医療専門家からの報告ではオミクロン変異株感染時には患者に次のような症状観られたと報告されております。

。筋肉痛
。ひどい疲れ
。喉の違和感や痛み
。寝汗を掻く(この寝汗については南アフリカの感染ケースで特に多いように思われますが、米国でも一部の感染者には見られております)

そして、昨年の12月16日にZoe and king's college Londonの健康科学社がオミクロン株感染初期の症状を発表しておりますが、よく見られる症状としては一般の風邪のような症状で、次に挙げる上位の5つの症状は最も多くを占めていた症状だと報告しております。

。1,鼻水
。2,頭痛
。3,疲労感(軽症または重度な疲労感)
。4,くしゃみ
。5,喉の違和感や痛み
。そして、ある人々には食欲低下があり、"Brain fog"と呼ばれる頭のボーっとした状態が出て、考えがまとまらない等の症状を訴える患者も観られた。しかし、このBrain fogはその他のコロナウィルス変異株感染でも報告されておりますので、オミクロン株感染の時だけに見られる症状ではありません。

さらにWHOから出ているヨーロッパ諸国におけるオミクロン変異株感染に関する初期の症状としては、前回もお知らせしてありますように、

。咳
。喉の痛みや違和感
。発熱

等、その他のコロナ変異株ウィルス感染時と同じ症状から始まっていますと報告しております。


  


Posted by 見守る人 at 04:40Comments(0)

2022年01月05日

広がり続けるオミクロンコロナウィスル株ー4

もう一つ懸念されることとしては、重症化、死亡率の高いデルタ株は現在も進行中であること、及びオミクロン株はデルタ株から出た変異ウィルスではなく、昨年の2月ごろに免疫力の極端に低下した人の体内で変異して出たコロナウィルスの変異株と見られております。そのころ免疫が極端に低下した人の体内でのウィルス(中国で見られた最初のコロナウィルス)がその免疫問題のある人の体内で長い時間をかけて複製、変異したウィルスであり、デルタ株の出とは違うことがゲノム解析で解りました。
 
そうなりますと、デルタ株とオミクロン株コロナウィスル感染が同時に起きても不思議ではなくなります。幸いなことに、二度の初回シリーズワクチン接種後にブースターも接種しますとその両方の変異株へ対処できる免疫抗体値が上昇することが解りましたので、是非そのことに理解をし、ワクチン接種をしてくださるようにお願いしたいと思います。(初回シリーズ接種では以前のように高い免疫抗体が保てない為ブースター接種が必要になります)

     本日、大変残念で憂慮しなければならないニュースも出ております。フランスでオミクロン株以上の変異を示す変異コロナウィルスが見つかったと報告されました。現在は12例ですが、スパイク部分に46か所の変異タンパクがあり、一時的名称を”IHU"と名ずけました。アフリカのカメロンから帰国した人の検体から発見されたものです。そのLineage 名はB.1.640.2です。今後、WHOから正式に発表されると思いますが、もしかしたら、免疫抗体のすり抜け能力はオミクロン株以上かもしれません。

ワクチンはブースター接種まできちっと済ませ、基本的な予防法、マスク着用、Social distancing 、しっかりとした手洗い、そして十分な室内換気を継続して徹底してくださるようお願いいたします。

何度でも述べますが、その地域でのウィルス感染者を増やしますと変異したウィルスができやすい。そして、コロナウィルスは人間等の生物学上のホストの体内で感染後複製し、増殖され変異していくのだということを理解してください。

出来るのでしたら、コロナウィルスについてのブログ記入はこれでおしまいにしたいと思います。皆さんのご健勝、幸運を祈ります。  


Posted by 見守る人 at 06:37Comments(0)

2022年01月05日

広がり続けるオミクロンコロナウィスル株ー3

現在のオミクロン株のコロナウィルス感染では伝搬拡散が超速で、その重症度はデルタ株のように急激に悪化するようには見られないというのが南アフリカや英国の初回の見立てです。しかし、オミクロンコロナウィスル株はそのスパイク部分に30以上の多数の変異したタンパクがあります。一方のデルタ株ではそのスパイクに七か所のみの変異タンパクが見られただけでした。さらに、オミクロン株はワクチン免疫抗体を抑制してしまう能力を持つウィルスへと進化発展したと考えられています。その免疫抗体をすり抜ける能力は今後のコロナウィスル見る上で大きなカギとなる部分でし、今後のワクチン対策や治療薬対策へも問題提起するものとなります。

オミクロン感染では上気道上でのウィルス複製が強く、デルタ株のような肺実質複製が少ない事から重症化は少ないのかも知れません。しかし、他人へウィルス感染させる速度が速く、それが大きな問題でもあります。慢性疾患のある人々や免疫力の弱い人々、さらにはワクチン未接種者(特に子供など)や少ないワクチン接種回数者への感染が瞬く間に広がり続けております。事実、米国では子供の感染での入院が驚く程上昇しております。

米国ではワクチン接種を拒否したり、一度だけ接種してワクチン接種終了したと偽りの報告をする人々が大きな社会問題となっておりますが、国際monetary fundによりますと、日本で50%の人々が、フランスでは60%の人々が、そして英国では10-20%の人々がワクチン接種を拒否かまたは接種したくないと答えているという報告をしています。大変驚く程のパーセントです。当然ながら、そういう人々が多く住む地域では感染者が統計的にウナギのぼりの状態を示すことになり、大変憂慮すべき問題だと言えます。一方で、日本での感染者や死亡者は他国と比べて抑えられているようにも見えます。その理由はたぶん他国と比べてマスク着用が多い為、それらの数字が抑えられているのかも知れません。ワクチン接種Hesitanceについては次の機会へ回したいと思います。

オミクロン株に感染しても重症化や死亡が少ないとは言え、その感染力はデルタ株をしのいでいることから、感染者の爆発的上昇が見られる場合は結果的に病院へ入院しなければならない感染者や死亡者数も総体的に押し上げてしまうことにつながることを考える必要があります。そして、オミクロン感染で少ないとは言え重症化、死亡例もあるのです。  


Posted by 見守る人 at 05:53Comments(0)

2022年01月05日

広がり続けるオミクロンコロナウィスル株ー2

特にオミクロン株へのブースターワクチン接種は初期シリーズ接種が終わった後、六か月経っていれば次のように接種出来る事になっております。

。初回シリーズワクチン接種をファイザー社のワクチンで済ませた場合 ー 16歳以上であればブースター接種が受けられます。そして初回シリーズは昨日(!/3/2022)までは6か月前に済ませている事が必要でしたが、米国のCDCは昨日5か月前までと短縮できる事を発表しました。又、合わせて、その年齢を12歳以上へと引き下げてブースター接種出来る事も発表しております。

。オリジナル接種(初回シリーズ)をJ&Jワクチンだった場合 ー 18歳以上であればブースター接種を受けることが出来ます。そして初回シリーズワクチン接種から2か月経過していればブースター接種を受けることが出来ます。

。初回シリーズをモデルナ社ワクチンで済ませて場合は ー 18歳以上の年齢であればブースター接種を受けることが出来ます。そして、初回シリーズ後6か月経ていればブースター接種可能です。

。もし、健康上、医師からブースター接種の期間が特別に指示されている場合は、その医師の指示に従います。例えば、初回シリーズ接種後の6か月が経ていなくても、3か月後あるいは4か月後で接種する必要のある場合もあります。英国などでは免疫抗体が低下している慢性疾患者や免疫疾患のある人々へは3か月後のブースター接種を勧めております。

。ブースターワクチン接種は16歳以上であれば、接種できました。16歳以下のブースター接種可否についてのデーターが揃っていない為に発表できませんでしたが、昨日の米国CDC発表では12歳以上であればブースター接種も可能という見解を出しました。現在5歳以上11歳までのブースター接種はファイザー社のワクチンで初回シリーズ接種(二回)をしっかりと接種しておくことを勧めております。尚、18歳以下の子供達への初回シリーズ接種もまたブースター接種でもファイザー社のワクチンが中心ですが、一方のモデルナ社ワクチンは16歳以上であれば接種できます(16歳以下では受けられません)。

。18歳以上の大人であれば、初回シリーズワクチンがファイザー社のワクチン、モデルナ社ワクチン、あるいはJ&Jワクチンやアストロゼネカ社ワクチンであったとしてもブースター接種は"mix and match"と呼ばるどのワクチンを選んで接種しても良いことになっております。米国のCDCなどはなるべく副作用の少ないmRNAワクチンでブースター接種をするよう勧めております。  


Posted by 見守る人 at 03:34Comments(0)

2022年01月05日

広がり続けるオミクロンコロナウィスル株ー1

明けましておめでとうございます。

正月早々にコロナウィルスの広がりについてお知らせしなければならない理由は昨年、12月より新し変異株についての質問が多くなっていることがありますが、そのオミクロン株について、昨年の暮れにも簡単にお知らせしてあります。それ以後のプロセスを次のようにお知らせしておきたいと思います。尚、ここで述べる殆どは12月中頃までのデーターに元ずいております)

     11月の終わり頃、WHOが最も新しいコロナウィルス変異株の出現を発表してから12月15日時点ですでに77の国々へ広がってしまったことが報告されました(12月の終わりには110以上の国々へ広がっております)。前回も触れたように、オミクロン株コロナウィスルの伝播拡大は驚くほどのスピードで広がっておりまして、その広がりはデルタ株をしのぐ速さと言えます。理由として、デルタ株ウィルスは感染後肺内での複製が強いのに対して、オミクロン株は喉の上気道部で複製する力が強い。そうなりますと、オミクロンコロナウィルスに感染した特に無症状の人々が会話等を通して、簡単にウィルスを排出し、拡散してしまうことに繋がります。一方のデルタ株は前述しましたように肺実質細胞での複製が強いことから感染後の重症化につながっていると考えられます。現在のオミクロン株が猛威的に広がっている南アフリカや英国はオミクロン株による重症化は少ないのではないかという見解を出しておりますが、その見解について決して油断することはできないでしょう。そして、両国ともしばらくは観察し研究する必要があることも付け加えております。

オミクロンウィルスのスピード伝搬速度が実在する中でワクチンの効果を問う声が後を絶ちません。また、二度のmRNAワクチンやその他のvector使用で造られたワクチン(J&Jワクチンやアストロゼネカ社ワクチンなど)を接種した後、オミクロン株に対する人々の免疫抗体が激減することが実験調査で解り、一般に言われるbreakthrough(ブレイクスルー)感染がオミクロン感染時には多いのも特徴となっております。だが、一方で、初期シリーズのワクチン接種後、ブースター接種を受けると、オミクロン株に対してもワクチンを受けた人々には十分な抗体値が上昇することも確認されました。その為に各国ともブースター接種を受けるよう勧めております。  


Posted by 見守る人 at 02:53Comments(0)

2021年12月11日

オミクロン変異株ー5

国/地域の全体的な倫理、モラルが優先される社会情勢の中で、全ての人々が感染対策に前向きに正しい行動を起こし継続してくれる事を節に願いたいと思います。オミクロン変異株につぃての情報は現在のところ少ないですが、今後考えられる良い筋書きとしてはオミクロン株感染伝搬が増大したとしても、その重症化例は低く、軽い症状で済むか、反面、悪い筋書きとして、オミクロン変異ウィルスがワクチン接種で出来た免疫を逃れてしまい感染者を重症化させたり、死亡させる方向へ向かわせてしまうのかは(今のところ)解りません。もうしばらく、世界の臨床データーや研究データーを待つ必要があります。ウィスルがどのように変化し行動を取るのかわかりませんが、その未知のウィルスの変化、行動は続いております。

ワクチン接種をし、基本的予防対策(マスク着用、Social distancing 、手洗い、室内の十分な換気)を徹底継続することで今現在は乗り越えなければなりません。各製薬会社はオミクロン株に対してのワクチン製造に入りました。たぶん来年の春(2月か3月ごろ)にオミクロン株をターゲットにしたワクチンは出来上がってくるだろうと希望的推測をします。自国を含めた世界の感染状況を見極めつつ予防していくことが強く求められていると考えます。

最後に、行政政府の皆さんへは初回、二度目のワクチン接種終了した国民へ出来る限り6か月目でブースター接種が出来るよう対策を立てて頂きたい。その理由は特にオミクロン株によって、初回ワクチン接種終了、6か月後からワクチンによって出来た抗体が激減することです。その為にブースター接種をし、抗体を25%引き上げることが出来るというデーターが出されました(従来の抗体量に近くなる)。  


Posted by 見守る人 at 05:45Comments(0)

2021年12月11日

オミクロン変異株ー4

オミクロン変異株ウィルスについて次の三つの心配される問題点の可能性を考えつつ対策を練る必要があるのではないかと考えます。

1,新しいタイプのオミクロン変異株の伝播拡散のスピードはどうか。もしかしたらデルタ株よりも加速しやすいかあるいは同等?

2,オミクロン株感染による病気の重症化や死亡率はどうか。これについては今のところデルタ株より重症化や死亡率の報告は無し、しかし一昨日のNIHの中間報告では重症化はデルタ株より低いのではないかとの事ですがさらなるデーターが必要。

3,オミクロン株感染によってワクチンの効果が失ってしまうのか、あるいはどれ位効果が低下するのか?

等を厳重に観ながら対策を進める必要があるのではないかと考えます。南アフリカやその他の国々でもやはりワクチン未接種者の感染が集団的に増加し、重症化して病院へ入院している事実があります。WHOは先週の時点で幸いにもまだオミクロン株感染による死亡者は報告されていないと述べました。他方、ワクチンが打てない子供達の問題は現在どの国でも不安材料として存在します。実際に、南アフリカから二歳以下の子供達のオミクロン株感染増加が発表されておりますし、米国では子供への感染はデルタ株感染が殆どで、オミクロン株感染は現在のところありませんが、多くの子供達の感染が増加しました。その為、こちらでは5歳から11歳までの子供へのワクチン接種が開始されました。

一つの解決方法として、すべてのワクチン接種可能な特に18歳以上(あるいは16歳)の人々がワクチン接種をし、ワクチンが打てない幼い子供達やアレルギーなどの問題で接種が出来ない人々へ感染させてしまう事の無いようにする必要があるのではないかと考えます。以前にも述べましたが、コロナウィスルは感染した人間を含む生き物の体内で複製をし、増殖する。そして感染した生き物(例えば人間)の体の組織が破壊されていくとともにウィスル自身の数は爆発的増加をしながら変異もしていく、そして次の免疫抗体が弱いか無い感染しやすいHost(例えば人間など)へ感染していくプロセスを取って行きます。  


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2021年12月11日

オミクロン変異株ー3

たくさんのオミクロン感染者は特に南アフリカ等では若い年代の人々で、ワクチン接種をしていなかったか、あるいは一度だけのワクチン接種者であったこと、さらには以前にコロナウィルス感染をしていたことの経歴がある人々がオミクロン株へ再感染している事実があります。そのエビデンスは見逃してはならないでしょう。そして、ワクチン接種済みの人々のオミクロン株感染(つまりワクチン接種後のブレイクスルー感染)においても感染後の症状では軽症で済んでいる点も頭に置いておく必要があると思います。

それゆえにワクチン接種を(二度以上)しっかり受ける事が重要になってきます。現在は米国でも英国、ヨーロッパ諸国でも二度のワクチン接種後、ブースター接種を積極的に受けるよう勧めております。米国の場合は二度のワクチン接種後6か月が経っている18歳以上の人々はブースター接種を受けるよう呼びかけおります。さらに昨日は16歳―17歳の若者へのブースター接種もCDCは呼びかけ実施されております。一方の英国はブースター接種は初回の接種(mRNAでは二回、J&Jワクチンでは一回)後、今までの6か月後から3か月後へと短縮する対策を発表し実施されているようです。同時に英国では慢性疾患者や免疫の問題がある人々はブースター接種は三か月毎に二度接種するよう通達されております。つまりそれらの人々は計4回のワクチンを接種することになります。

予防対策として、ワクチン接種もしなければなりませんが、今までにも叫ばれてきましたように、基本的予防対策、公的な場所等でのマスクの着用、Social distancing 、厳重な手洗い、そして、十分な室内換気を励行することは最も重要な予防法になります。また、ワクチン接種後のブレイクスルー感染例も起きている事から、ワクチン接種後もそれらの基本的予防対策の実施は大変重要になってきます。ワクチン接種後のブレイクスルー感染については以前にも述べましたように重症化や死亡を食い止めることに役に立当ている点からワクチン接種は可能な限り接種する事を強く勧めます。

最初の南アフリカからの報告のオミクロン株感染は今までの懸念される変異株(たとえば、アルファ株やデルタ株、ガンマ株等)のコロナウィルス同様、スーパースプレイダーによるものや低いワクチン接種率の地域で感染の広がりが引き金となって大波の感染を形成しているように見受けます。そして、感染した人々の行動とともに別の地域や国、あるいは世界へ広がり続けている。今後とも十分なサーベイランスをしたうえで、新しいオミクロン株感染の広がり状況を見ていかなければならないでしょう。  


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2021年12月11日

オミクロン変異株ー2

デルタ株との違いは、次のようなことが今までに解っている項目になります。<ちなみにデルタ株も今回のオミクロン変異株もウィルス分類カテゴリーではvariant of concern(懸念れれる変異株)になります。

。遺伝子検査の結果、オミクロン株のウィルスにはデルタ株を超えて多数のスパイク部分の変異があることが解りました。それらのスパイクタンパク部分はワクチンを作用させる中和抗体を創る為のターゲット部分でもあります。今までに解っているだけでオミクロン株のウィルス全体に50の変異部分がある事が確認されております。前述した突起(S)スパイク部分には32の変異部位が見つかりました(ニュース等では30以上の変異部分と表現したりしていると思います)。

。さらにオミクロン株には"s-gene dropout"があります(s-gene dropoutについての日本語の呼び方がわかりませんので、そのまま英語で記述しますが、スパイク遺伝子の消失のようなものです)。現在の基準のPCR検査でそのs-gene dropoutがあることが解れば、オミクロン株のコロナウィルスを疑います。そして、次の遺伝子検査へ回し、確定診断をする必要があるのです。一方で、すべてのオミクロン株ウィルスが必ずしもこのs-gene dropout状態にあるとは限らない場合もある。その為、PCR検査でオミクロンの疑いの例が出た場合は遺伝子検査を実施する必要があるとウィルス学の専門家達も遺伝子解析を進めております。現在も平行して感染の波を出し続けているデルタ株には、このs-gene dropoutは見られない。もし、基準のPCR検査でs-gene dropoutが無い場合はオミクロン株の感染者ではないとも言えますが、前述しましたように、遺伝子分析を行い確定する必要があります。

。オミクロン株感染による症状には他のコロナウィルス感染とは違う何等かの症状があるかといいますと、WHOも米国のCDCも、又ほかの専門家達もデルタ株感染とそう変わらない症状であると述べております。ただ南アフリカの臨床医師たちからの報告ではオミクロン株感染者は極度の疲労感があって、頭痛、発熱、咳そして全身の筋肉痛を多くの患者が訴えていると報告しております。  


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2021年12月11日

新しいコロナ変異株、オミクロンー1

11月24日、2021年に世界保健機構(WHO)は南アフリカから新しくコロナウィルス変異株(B.1.1.529)が出た事を世界へ発表しました。そして、その新しい変異株をomicron(オミクロン)と名ずけたことも発表しました。オミクロン変異株、B.1.1.529は南アフリカから初めて報告された変異株でしたが、その新しい変異株は11月9日に南アフリカ国内で採集された患者のサンプル検体から見つかったものであったと同国保健機構は発表しております。

(しばらくこのブログへ載せておりませんでしたが、オミクロン株についての質問が相次いでおりますので、その新しいコロナ変異株、オミクロンについて簡単に述べることにします。尚、そのオミクロン株についての情報は現在その広がりはスピードを持って世界中へ広がっておりますが、臨床上の症状等は南アフリカから出ている少ないデーターしかありません。)

オミクロン株の広がりは現在までにすでに60以上の国へ人々の移動とともに広がっており、さらにスピードを持って広がり続けるものと思われます。日本を始め米国やヨーロッパ諸国、香港やその他の国々では渡航者間からオミクロン株陽性が見つかっておりますが、現在は渡航歴の無い市中感染と思われるケースも次々と発表されております。

前述しましたように、現在のところオミクロン株感染についての情報としては南アフリカから出ている少ない情報しかありません。その為、はっきりした症状や感染後の病気進行、及び死亡率等についてここで述べることはできません。南アフリカでは軽症か無症状の若い人々のオミクロン株感染が多く見られていると報告されておりますが、その南アフリカの臨床における感染症専門医師たちは症状が重く病院へ入院するようなオミクロン株感染例ではワクチン接種をしていない人か、あるいは一度だけのワクチン接種だった人々であったと発表しております。先月、11月の終わりの時点で南アフリカ全体のワクチン接種率はたったの32%だったことから、デルタ株がインドで急上昇した時のワクチン接種率の低さに似ているのです。

現在のオミクロン変異株ウィルスは、これ迄猛威を振るい(南アフリカではオミクロン変異株が全コロナウィルスの90%近い状態になっている)、世界の人々へ現在も感染し続けているデルタ株との違いはどのようなものかを考えてみる事にしますと、  


Posted by 見守る人 at 02:03Comments(0)

2021年10月19日

二度のワクチン接種終了後、新型コロナウィルス感染しやすい例

     前回のブログで二度のワクチン接種終了後、二週間経っても新型コロナウィルス感染をしてしまうケース、Breakthrough(ブレイクスルー感染)について説明しましたが、本日のNewsで米国の元国務長官パウエル氏が二度のワクチン接種をしていたにも関わらず、ブレイクスルー感染もして、亡くなられたと報道があったが、と心配される連絡が入りました。

ワクチン接種後のブレイクスルー感染については前回も述べてありますので、本日はどうしてパウエル長官がワクチン接種を済んでいたにも関わらずブレイクスルー感染してしまったのかということを中心にお話を進めます。

まずは元長官は米国のニュースとご家族等の発表から、多発性骨髄腫(骨髄の癌)を患われていて治療を受けられていたとのことから、そのような状態では、ワクチン接種を済ませていてもなかなか免疫抗体ができない状態にあったことになります。ワクチン接種後の免疫抗体の出来るプロセスを知らなければ、今回の元長官のようなブレイクスルー感染の起こる事について理解しずらいと思います。いずれ時間のある時にそれらの事は説明することとして、今回はブレイクスルー感染が最も起こりやすい状態にあったのが元長官の例であったと理解してください。そしてそのようなケースは本当にまれにしか起こらないという事と合わせて理解し、ワクチン接種を避けることのないようにして頂きたいと思います。  


Posted by 見守る人 at 06:27Comments(0)

2021年10月05日

ブレイクスルー感染ー3

一昨日、うれしいニュースがありました。米国のメルクという薬会社が新型コロナウィルス感染症に対しての経口薬を開発した旨の発表でした。今は治験段階を終えて、承認申請に向けて準備をしているようですが、もう直ぐでFDA(米国)に緊急使用許可の申請が出されるものと思われます。

アレルギーなどがあってどうしてもワクチン接種が出来ない人や免疫抗体が思うように出来ない人々へ使用することが出来れば、重症化や死亡者を今以上に減らすことが出来るでしょう。その経口薬の期待も高まり、ワクチン接種と合わせてコロナウィルス収束へ加速出来る事を期待したいと思います。さらにワクチン接種後のブレイクスルー感染をくい止める為に頻繁なPCR検査を行うことは必要になってくるでしょう。

ブレイクスルー感染による感染も含め、コロナウィルス自体が地域で蔓延しますと、新なる変異ウィルスの出現になってしまうことは多いに危惧しなければなりません。コロナウィルス感染症の終息は新たなる変異コロナウィルス出現を許すことのない対策実行があって初めて可能であると考えます。

パンデミックの中で経済問題もあることは事実で、国民全員が苦しい中で生活をしなければならない事もあります。しかし、もう直ぐで二年目を迎えるこのコロナパンデミックは苦しい中でも少しずつではありますが、前進もしてきたことは皆さん理解できると思います。ワクチンもできました、上記のような経口薬も開発され次々と新薬開発がされようとしております。科学を用いた人間の英知で前進できていることが見えているのです。それを最終ゴールへ結びつける為には皆さん一人一人の努力や理解、そして正しい行動があって初めて出来ることだと思います。
  


Posted by 見守る人 at 06:16Comments(0)

2021年10月05日

ブレイクスルー感染ー2

コロナウィルスワクチン接種後のブレイクスルー感染状態があっても病気の重症化や死亡を極力少なく出来ている事でもワクチン接種の価値は高い。その重要性は疑う余地がないと言えます。事実、ファイザー社のmRNAワクチンでは二度の接種を済ませ、その二週間以後はワクチン効果が88%も保てていることが発表され解っておりますし、モデルナ社コロナワクチンでも90-91%の効果が保てている。ゆえにワクチン接種を受ける価値は十分にあることになります。

”沖縄はコロナワクチン接種率が一番低い県だ”という電話を受けました。新型コロナウィルスについては全体的に不明な点もあって、研究者達は日夜その不明な部分に向けて研究を継続しております。現在日本で接種されているmRNAワクチンは前述しましたようにかなりの効果が証明されており、接種後のブレイクスルー状態が起きたとしても、免疫抗体がなかなか出来ない方々を除いては、上記の数字が示すように病気の重症化や死亡は予防出来ているのです。どうか皆さん、ワクチン接種が出来る方々は是非早めに接種していただきたいと思います。

ワクチン接種はmRNAのワクチンであれば、しっかりと二度の接種を済ませることです。今までも述べてきましたが、一度だけのワクチン接種では変異株のお陰で重症化や死亡も含め33%の予防効果しかありません。時折、一度目のワクチン接種を済ませたにも関わらず感染し、重症化してしまったという人々がいる事のニュースが流れます。米国内では当初、一度しかワクチン接種せず、二度目はしたくないと”ごね”る人々がおりました。それらの人々は当然、ウィルス感染をし、重症になって病院のベッドで苦しみながら、”ちゃんとワクチンを二回接種すればよかった”と言いつつ死を迎えた人々がいたことも報道されておりました。

二度の接種を終えて二週間後までは気を抜かず予防対策を徹底していただく理由が存在することを解ってください。それに加えて、現在は徐々にブレイクスルー感染例が出てきていることから、国民80%以上がワクチン接種を終えるまで、二度のワクチン接種終了した後も、公的な場所などではマスク着用を継続することが必要になります。ブレイクスルー感染例が出る前までは国民の70%程度の接種終了であればマスク着用はしなくても良いのではないかと考えられておりましたが、ブレイクスルー感染例が出てきた現在はその接種率、80%以上に上げる必要性が出てきたのです。  


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2021年10月05日

ブレイクスルー感染ー1

     これまで新型コロナウィルス感染について多くの人々は二度のワクチン接種をすれば完全に感染予防できると考えていたのではないかと思います。ある国では昨年の暮れから新型コロナウィルスへのワクチン接種が始まり、続くように多くの国々が今年の始め頃からワクチン接種し始めました。その結果、ワクチン接種を開始した当初は感染者数が減り始め、世界の人々はこれで新型コロナウィルス収束へ向かっていくものと安堵し始めたのも事実でしょう。解放感に浸り、マスク着用を止め、Social distance なども取らない行動へと転じ始めた矢先、今度は感染力の強いデルタ株のコロナウィルスが瞬く間に広がり始めました。ワクチン接種が進みコロナ感染者が減少傾向にあった米国でも感染者数、重症化や死亡者数がデルタ株の出現も手伝う形で再度上昇に転じたのです。専門家達は感染者再上昇現象はワクチン後の免疫をすり抜けるデルタ株を含むコロナウィルスのBreakthrough(ブレイクスルー)感染も上昇の一つの要因であるのではないかというコメントを発表しました。

コロナウィルスのワクチンへのブレイクスルー現象は今回が初めてではありません。南アフリカから広がったβコロナウィルス(B.1351)やブラジルから広がったγコロナウィルス(P.1)などが、あるワクチンに対して、ブレイクスルーに転じていたことは昨年からいくつかの臨床研究論文で発表されておりました。

米国のCDCによりますと、“ブレイクスルー感染例”とは新型コロナウィルスの場合、完全に二度のワクチンを接種し終えた後、14日経ってもそのワクチン接種し終えた人々の体内からコロナウィルスが検知出来てしまう事であると述べております。ワクチン接種二週間後というのがブレイクスルーの一つのMarkerとなります。なぜなら、一般的に私たちの体はワクチン接種し終えて二週間後、コロナウィルスに対する十分な免疫抗体ができますのでウィスル侵入に対抗できる状態が出来上がります。もし、ワクチン接種(二回)をし終えて二週間後ではなく、その前段階でコロナウィルスを検知した場合はブレイクスルー例とは言えません。ワクチン接種した人々の免疫抗体が十分に出来上がっている期間ではない為です。

ウィスルのワクチンへの“ブレイクスルー例”は多くはありませんが、インフルエンザの場合もあります。インフルエンザワクチン接種を済ませた人が、インフルエンザにかかってしまったという話を時折聞きます。その場合もインフルエンザウィルスがそのワクチンに対してブレイクスルーしてしまった為だと言えます。ではそうかといって、ワクチン接種は意味がないのかといいますと、そうではありません。そのワクチンでも効果は100%ではありませんが、結構高い率でそのワクチン効果があります。ある人ではワクチン効果が多少低下し、ブレイクスルー感染があったとしても、ワクチン接種をしたここで病気の重症化や死亡に至る事を食い止めることが出来ているからです。
  


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2021年08月20日

コロナ感染者急増ー4

感染状態悪化になってしまう場合に備えて、状況や状態に合わせて医療を直ぐに受けられるような施設の近くで安静にする必要があると考えます。その間も感染予防対策は継続する必要があることは当然なことです。

ワクチン接種は二度必ず受けます。一度目の接種で安心してマスク着用やSocial distance を取らない人々がおりますが、ファイザー社ワクチンでは一度ワクチン接種で33%しか効果が無く2度目の接種でやっと88%迄効果が上がるのです。それらのワクチン接種効果については後に述べることにして、今回は省きますが、一度目のワクチン接種後も今までどうりの感染予防対策は継続する必要がありますので十分注意しましょう。

前回から少し気になっていることがあります。皆さんに申し上げておきたいと思います。沖縄へ本土あたりから来る観光客でダイビングを目的に来ている方がいらして、ダイビングをし、その際中に不運にも亡くなられた方々がいたと聞き及んでおります。ダイビング業界の方々は次の事につぃて考えて下さることを希望します。

ダイビングする方々はPCR検査を受けているのかどうかを確認する。その理由はもし、コロナウィルス感染があるのにも関わらず、無症状でダイビングしてしまった場合、海中の圧で一気に肺内のコロナウィルスが拡散し増殖やその次に起きてくる臓器細胞損傷で死に至ることは十分に考えられることです。今後ダイビングを楽しむ為に来られる客についてはコロナウィルス感染有無の検査チェックはする必要があると思いますので考えてみてください。

皆さんのご努力、ご協力で与那国島のコロナウィルス感染が収束へと向かうよう祈っております。又これまで述べてきた与那国島の皆さんへ向けた事は他の離島へも当てはまると思いますので、ご紹介してあげてください。  


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2021年08月19日

コロナ感染者急増ー3

島内での島民の方々の自らの厳重な感染対策実行とともに、今後は島外から入る人々(例えば、観光客など)を当面ストップしていただくことをしなければコロナ感染は収束の方向へ向かうことは無いでしょう。どうしても緊急に島へ入らなければならない場合はマスク着用やSocial distance をしっかりと取る事、及びPCR検査でコロナウィルス感染をしていない事を確認の上、入いていただくようにする。せめて10日ー14日の間、それらの事を厳重に実施しながら、ウィルス感染者増加が続くのかどうか注意深く見ることができるようにし、次の対策へつなげるようにします。

しかし、その時点で分析が間違っていた場合は10日ー14日後の感染対策は失敗することになりますので、正しいデーターを取り、分析することになります。さて、10日ー14日の間の観察期間のデーターを誰が取り記録すれば良いかということが生じます。出来れば島民全員で、と言いたいのですが、どなたか統計に強く、毎日のデーターを苦なく取れる方を推薦し、お願いしてみてはどうでしょう。診療所のお医者さんと協力してデーターを取られると良いと考えます。そして、それらのデーターはどの島民でも目にすることが出来るように記録として整理しておくことも大切です。

大変残念ですが、沖縄はいろいろな面で記録を取ってなく、後にその記録を使用し、次へつなげることが出来ないという悪い習性が以前から都度都度指摘されてきました。記録を残すことはその社会が成熟する社会へと成長していく為の資料となります。個人情報の問題を持ち出す人々がいますが、それらの記録は個人情報に関しないデーター項目や記録ずくリを習得していればデーターの数字を使って分析することは可能になるはずです。

     前回もデルタ株でのコロナウィルス感染時は鼻ずまり、鼻水、喉の痛みや違和感、それにくしゃみの症状が多くみられ、従来あったコロナウィルス感染での臭覚や味覚異常の症状は少ないと申し上げました。もし、風邪のような上記症状がある方は、必ずPCR検査を受けてくださるようお願いしたいと思います。早めの検査確認をし、自分以外の家族やお隣の人々、仕事仲間や学校関係者、又は他の地域の方々へコロナウィルスを広めることなないようにすることはとても重要なことになります。

今回のデルタ株のコロナウィルスの感染力はどの国でも、どの地域でも驚愕するほど強力で、その広がりも速い為に感染後の状態も今までにない速さで悪化し、年齢に関わらず重症化や死亡につながっているのです。特に、二度のワクチン接種を済ませていない人々の感染やその後の症状悪化は考えられない程の速さです。今年の始めから現在までの米国でのコロナ感染死亡者の99%がワクチンを接種していない人々です。

今後の与那国島における短期目標は感染者数をできるだけ少なくすること、そして、もし運悪く検査などで感染が分かった場合は十分な水分を取り、体を休め、医師へ相談する。特に水分摂取は感染進行悪化を減少させる助けになりますので、脱水には気をつけましょう。  


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2021年08月19日

コロナ感染者急増ー2

     今まで述べてきました最も感染力の強いデルタ株が広まってしまった今、どういう対策でさらなる感染悪化を防ぐことができるのでしょうか?まずは一番基本的感染予防を全ての島民が徹底実行する必要があります。家から外へ出る場合は必ずマスク着用をします。買い物中の店内でもマスク着用で買い物を済ませます。立ち話等はなるべく避けますが、どうしても話さなければ場合は距離を2メートル以上取ります。そして、帰宅したら、手、顔を石鹸をつけてよく洗い、うがいもします。覚えておいてほしいことはコロナウィルスはあなたの鼻や口元から体内へ侵入することです。

これらの感染予防策は家族全員が励行しなければ効果はなく、家庭内感染予防をすることはできませんので家族全員で厳密に励行実行します。そして十分な換気をし、部屋内の空気を十分に入れ替えます。

次に、この時期は是非守っていただきたい事があります。会食の為に食べ物を提供するレストランや喫茶店、居酒屋、カラオケ店等へ通うことの無いようにしなければなりません。コロナウィルス、特にデルタ株は今までの変異ウィルスの中でも感染力が一番強いウィルスです。換気の不十分な狭い部屋で誰かがウィルスを知らない内に持ち込んでいたとしますと、たばこの煙のように瞬く間に部屋内でウィルスは蔓延します。部屋の中で人々が動く都度、大気中へウィルスは舞い上がり、部屋内の人々へ、いとも簡単に感染してしまいます。以前にも述べましたが、大気中、あるいはテーブル面に点在するコロナウィルス粒子は、活動はしていませんが、人間の体内へ入るチャンスがあって付着すると物凄い速さでウィルス自身をコピー(複製)し、増えていきます。私たちの細胞をウィルスは利用して複製コピー、増殖をするのです。ウィルスに利用された私たちの細胞は破壊され死んでしまいます。それをウィルスは人間の体内で繰り返します。

日本ではコロナウィルスは飛沫感染や接触感染のみのように話されているようですが、昨年の秋ごろから世界の研究者達が発表している論文によりますと、コロナウィルス感染は接触や飛沫感染というより、むしろ蒸気内に漂うコロナ粒子が大気中に飛び散った状態で人々へ吸い込まれ、感染していると述べております(エアロゾル感染)。昨年の始めからこのエアロゾル感染について香港の研究者達の論文でも発表され注意喚起されてきました。どうしても外食したいのであれば、持ち帰りで食べ物を調達すると良いと思います。一方のそれらの業者の方々は(現在の決まりはどのようになっているのか知りませんが)、従来の客への接待、つまり対面での接待は自粛していただきたいと思います。

大変ありがたいことに、与那国商工会より、コロナ対策について各業界の方々が自ら自粛営業をしている模様の情報がブログへ載せられておりました。大変喜んでおります。皆さんのご努力やご協力に感謝いたします。  


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