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2022年01月20日

最も新しいコロナウィルス変異株、オミクロンの症状についての追加ー2

オミクロン株感染をした人々がワクチンのブースターの三回目まで接種出来ていなかった場合は今まで述べてきたような症状が重く、そして長引くと臨床家たちの注意喚起です。一般的なオミクロン株感染症の潜伏期間は大体、2-3日以内ですが、症状の継続期間は他の変異株より短い。一方のワクチン未接種者においては10-12日間の症状が長く継続する例が多く、重症へ転換していく例も観られております。特に免疫力の弱い慢性疾患(小児、大人を含む)や高齢者、妊娠中の女性がワクチン未接種者で発症した場合はさらに長く、重症化の為入院せざるを得ないケースが多いと臨床家たちは忠告しております。

オミクロン株感染は一般的に若い年代層での感染が多い。そのオミクロン株感染者の80%の人々がワクチンを未接種か、あるいは一度しか接種していなかったという報告が殆どです。それらの事を考えますと、オミクロン株感染予防の為にはやはり初回の二度のワクチン接種を受けて、五か月後か六か月後にさらに追加の(三回目)ブースター接種を済ませることが大変重要になってきます。(米国では現在は二度目のワクチン接種をして五か月後の追加接種へと短縮されました)

ファイザー社ワクチンを二回目終了して、その一か月後の効果は88%ありますが、5-6か月後にはオミクロン株に対しては72%迄低下すると同社は発表しました。他方、ある研究者達の発表では40-50%迄低下していると発表したものもあります。感染者の免疫機能がどれ位保有されてて、ワクチンへの反応がどの程度示されたのかなど、患者側の条件も考え分析する必要がありますので、一概にそれらの低い数字も否定できないのではないかと考えます。その為にも特にオミクロン株に対しては三度目のブースター接種が必要な対策になってくると考えます。

一方でワクチン接種をしてもブレイクスルー感染があるのではないかと話す人々もおります。ワクチン接種後、ブレイクスルー感染があったとしても、多くの臨床データーで見ることが出来るように、感染による症状は軽く、重症化は免れることが出来ます。他方、体外へ排出されるウィルス量について考えますと、ワクチン接種者はブレイクスルー感染でも接種による免疫抗体は多少出来ております。ワクチン未接種者に比べて排出量が少なくなるのではと考えますが、最近のある研究ではブレイクスルー感染者のウィルス排出量もワクチン未接種から出るウィルス排出量もウィルス感染直後はそう変わらないと発表している論文もでてきました。しかし、ウィルスを排出し続ける期間はワクチン接種者においては短いというデーターも付け加えております。従いしまして、それらへの結論はさらなる研究データーが必要になってくるのでしょう。



Posted by 見守る人 at 05:20│Comments(0)
 
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