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2022年01月05日

広がり続けるオミクロンコロナウィスル株ー3

現在のオミクロン株のコロナウィルス感染では伝搬拡散が超速で、その重症度はデルタ株のように急激に悪化するようには見られないというのが南アフリカや英国の初回の見立てです。しかし、オミクロンコロナウィスル株はそのスパイク部分に30以上の多数の変異したタンパクがあります。一方のデルタ株ではそのスパイクに七か所のみの変異タンパクが見られただけでした。さらに、オミクロン株はワクチン免疫抗体を抑制してしまう能力を持つウィルスへと進化発展したと考えられています。その免疫抗体をすり抜ける能力は今後のコロナウィスル見る上で大きなカギとなる部分でし、今後のワクチン対策や治療薬対策へも問題提起するものとなります。

オミクロン感染では上気道上でのウィルス複製が強く、デルタ株のような肺実質複製が少ない事から重症化は少ないのかも知れません。しかし、他人へウィルス感染させる速度が速く、それが大きな問題でもあります。慢性疾患のある人々や免疫力の弱い人々、さらにはワクチン未接種者(特に子供など)や少ないワクチン接種回数者への感染が瞬く間に広がり続けております。事実、米国では子供の感染での入院が驚く程上昇しております。

米国ではワクチン接種を拒否したり、一度だけ接種してワクチン接種終了したと偽りの報告をする人々が大きな社会問題となっておりますが、国際monetary fundによりますと、日本で50%の人々が、フランスでは60%の人々が、そして英国では10-20%の人々がワクチン接種を拒否かまたは接種したくないと答えているという報告をしています。大変驚く程のパーセントです。当然ながら、そういう人々が多く住む地域では感染者が統計的にウナギのぼりの状態を示すことになり、大変憂慮すべき問題だと言えます。一方で、日本での感染者や死亡者は他国と比べて抑えられているようにも見えます。その理由はたぶん他国と比べてマスク着用が多い為、それらの数字が抑えられているのかも知れません。ワクチン接種Hesitanceについては次の機会へ回したいと思います。

オミクロン株に感染しても重症化や死亡が少ないとは言え、その感染力はデルタ株をしのいでいることから、感染者の爆発的上昇が見られる場合は結果的に病院へ入院しなければならない感染者や死亡者数も総体的に押し上げてしまうことにつながることを考える必要があります。そして、オミクロン感染で少ないとは言え重症化、死亡例もあるのです。



Posted by 見守る人 at 05:53│Comments(0)
 
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